初めてフィルムで鉄道を撮ってみた

ご無沙汰してます。

今回はリバーサルフィルムで私が撮った鉄道写真をちょっと公開してみようと思います。

令和の時代になってまでフィルムを使って写真を撮るとはいかにも非効率的だと思う方もいらっしゃるとは思いますが、デジタルデータの現像だけでは表現しきれない陰影のつき方やフィルム独特の色表現の奥深さ、またフィルムを使うことで編集での誤魔化しがほぼ効かなくなるので構図等々の妥協が許されなくなります。フィルムを使って写真を撮ることでデジタルで写真を撮る際のスキルアップにも繋がると勝手に思ってます。

とは言えフィルムカメラを使って写真を撮るにはデジタルカメラ以上にお金がかかります。私も中古で手に入れたNikonのF6(2020年まで生産が続けられた大手メーカー最末期のフィルムカメラです)に一本2000円弱するリバーサルフィルムを入れて写真を撮っています。フィルム一本で36枚しか撮れませんので撮るだけで大体一枚50円のコストがかかります。さらにそこへフィルムを現像する料金とデジタルデータ化する際にはその料金もかかりますので大体一本のフィルムで諸々込みだと5000円近くかかります。なので私は基本的にフィルムで撮りたいと思った被写体の時しかF6を持ち出しません。そんな被写体の数も近頃はどんどん少なくなってきているので、必然的にフィルム消費はかなり遅くなり、初めて使ったフィルムは丸々使い切るのに4ヶ月ほどかかりました。そんな初めてのフィルムの現像&デジタルデータ化が先日やっと終わりましたので、皆様にお見せできそうなカットだけここに載せてみようと思います。なお若干傾いている写真については傾きの補正のみしていますが、それ以外の加工は一切していません。

 

まずは広島の路面電車です。

Image from Gyazo 

Image from Gyazo

古い車両をフィルムで撮るのっていいですよね。1枚目の奥に写る新型車両がいい感じの時代錯誤感を醸し出しています。

 

そして1枚だけですが客車列車です。

Image from Gyazo 

空の青さが自然で好きです。デジタルの写真を現像すると空の青さが不自然になってしまったりするのですが、素晴らしい自然な青色だと思います。

 

最後に機関車3重連イベントでのカットです。

Image from Gyazo 

Image from Gyazo 

Image from Gyazo

機関車の赤さもいいですが、何より最後のカットですよね。個人的に現像が上がって見たときに一番出来が良いと思ってのがこちらのカットでした。

 

というわけで「Kiyoはじめてのフィルムで写真撮影」でした。

すでに二本目のフィルムも装填して撮影を進めていますので、また現像ができたら皆様にお見せできればなあと思います。